得意とする治療

院長 星長 啓介

あなたのその鼻づまりは治ります

快適な睡眠の入り口は鼻呼吸から

当院院長はエビデンスに基づいた鼻の診療(日帰り手術)をすることで、患者様が鼻呼吸を快適になられQOL(生活の質)の向上につながること目指し、「鼻の診療一筋20年以上」続けており、更に実績を重ねています。

院長 星長 啓介

鼻つまりは放置してはいけません。睡眠や健康に重大な影響を及ぼし、睡眠の質の低下から昼間のパフォーマンスを著しく低下させます。

鼻のつまりは、車で例えると空気をろ過するエアーフィルターが詰まった状態です。
通常、睡眠時の呼吸のほとんどは鼻呼吸に頼っているため鼻がつまっていると寝苦しく、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となります。

睡眠時無呼吸症候群の方は熟睡すると気道が塞がり窒息してしまうため常に浅い睡眠となり疲れがとれません。
また睡眠時に日中の身体的、精神的なダメージを修復しているため睡眠時無呼吸症候群を放置することは高血圧、不整脈、心筋梗塞、脳梗塞、うつ病など身体に重大なダメージを起こすリスクが高くなります。
特に鼻つまりのある睡眠時無呼吸症候群の方は鼻つまりの治療は必須となります。
無呼吸症候群の治療のためのマウスピースやCPAP治療機器は鼻つまりでは使えません。

鼻つまりの原因は鼻腔内の粘膜が異物やアレルゲンによって過剰に刺激され、炎症や腫れが起こり、空気の通り道が制限されることで起こります。この状態では、正常な呼吸が妨げられ、酸素の取り込みや臭いの感知が影響を受ける可能性があります。鼻づまりの原因はさまざまで、風邪やアレルギー反応、鼻ポリープ、または環境要因などが考えられます。適切な治療や対処法によって、鼻の通り道を確保し、快適な呼吸を取り戻すことができます。

鼻が通ると睡眠の質が改善するだけでなく以下の点が良くなる可能性があります。

  • 寝やすくなる
  • 喉を痛めにくくなる
  • 疲れにくくなる
  • 運動能力が向上する
  • 勉強、仕事がはかどる
  • 子供の場合には食欲が増して睡眠中の成長ホルモンが増大するため急に成長発育が良くなる
  • 子供が多動性障害ADHDと言われていたが、原因は鼻つまりであった
  • 子供の噛み合わせや歯並びの改善
  • 子供の顎の骨の発育の改善
  • においが良くなる
  • 味が良くなる
  • くしゃみ鼻水の様な花粉症の改善

鼻の通りを確保して人生を楽しみましょう!
我々はすべての鼻つまりに困っている方を無くすことをライフワークにしています。
すべてのオペは日帰り、局所麻酔、オペ後の通院も最低限で行います。

また、鼻の日帰り手術は小学校高学年お子様から80歳までの高齢者まで適応(※1)しております。
それぞれの患者様の根本の原因を様々な角度から探り治療を行うことで、本来の正常な鼻の機能を維持しやすくすることでQOL(生活の質)を向上させることが日帰り手術の目的でもあります。

※1:鼻の日帰り手術は小学校高学年お子様から80歳までの高齢者まで適応

お子様から高齢者まで手術が適応可能ということからも、ご理解いただけるように、それだけ安全性が保たれている手術であり痛みについても軽減されていると言えます。但し、痛みを感ずる程度については、患者様により異なります。手術後の違和感や全く痛みがないということではございません。

当院は、特に、以下の鼻の症状や花粉症の治療、睡眠時無呼吸症候群の他、咽喉(のど)に症状があっても鼻に原因がある「いびき」についての治療を得意としています。

当院の日帰り手術について

得意とする治療イメージ画像

当院では、院長こだわりの手術医療機器と低侵襲の鼻の日帰り手術をご提供いたします

内視鏡手術の目覚ましい発展により、超低侵襲な手術が可能となりました。
当院では痛みや出血を最小限に抑えた日帰り手術を目指しております。
一般的な"破壊的な解剖を変える"手術ではなく、正常に近い形態に近づけることが理想的な手術と考えています。
そのため、極力正常な部位は温存させて、非破壊的な手術を心がけております。
実際の手術時間は15~30分と短く、体の負担が非常に少ない手術法と言えます。
院長・副院長ともに、過去日帰り手術に関して計18,000件以上の実績がございます。
また、年間3,000件(小手術を含む)以上の日帰り手術を施行(※2)しております。

医療費(社会保険費)の高騰がニュースで報道されている中、欧米では普及している手術法です。入院して行う通常の手術に比べて医療費も半額程度で済みます。

  • ※ 全身麻酔が必要な小児や重症の方は、提携先の東京サージセンター(現、鼻のクリニック東京)へ紹介いたします。
  • ※2 下記より当院の手術実績をご参照ください。

得意とする日帰り手術について

当院の鼻手術はすべて鼻の入り口から内視鏡を用いてすべての手術操作ができますので、身体への負担が少なく(低侵襲)、顔の皮膚には、物理的にも傷がつきません。

下鼻甲介手術

手術時間は、両側10分程度です。
アレルギー性鼻炎などが原因で過剰に肥厚した粘膜を縮小する手術で鼻つまりに有効です。

鼻中隔矯正術

手術時間は、15~30分程度です。
左右の鼻の間にある壁が極度に曲がっている場合、曲がっている軟骨を除去し正中に矯正します。

内視鏡下副鼻腔手術(ESS、FESS)

手術範囲によりますが、手術時間は、片側15~40分程度です。
顔の中の副鼻腔という空洞に、細菌などが貯留している状態を慢性副鼻腔炎(蓄膿症)といいます。症状は頭痛、膿性の鼻水、嗅覚障害、後鼻漏、鼻つまりなどです。
元々開いているはずの排泄路が閉鎖しているため、内視鏡下に排泄路を広げる手術です。

粘膜下下鼻甲介骨切除

手術時間は、片側15分程度です。
下鼻甲介手術をしても、1年以内に粘膜の腫脹が再発するような重症の肥厚性鼻炎の方が対象です。下鼻甲介の粘膜下の骨を切除する方法です。この手術も内視鏡を用いて鼻の入り口から手術操作できます。

鼻ポリープ切除術

手術時間は、片側5~10分程度です。
慢性副鼻腔炎が原因で病的な粘膜が空気の通路を塞いでいる場合、デブリッダーという器具で切除しながら吸引除去する方法です。

後鼻神経切断(経鼻的翼突管神経切断術)

手術時間は、片側30~40分程度です。
通年のアレルギー性鼻炎で薬の効かない重症の方が対象です。
手術しても体質は変わりませんが、鼻の中へのアレルギー反応の伝達をする副交感神経を切断する事で、アレルギーによる過剰な反応が抑えられます。

鼓膜チューブ留置術

手術は両側10分程度で局所麻酔にて痛みは無く施行できます。
小児の難治性の滲出性中耳炎が対象となります。当院では3ヶ月以上鼻治療や通気処置しても改善ない滲出性中耳炎を対象に手術しております。
鼓膜を切開しても、すぐに鼓膜は再生閉鎖してしまうため、中耳の貯留液が抜けきらない場合何度も鼓膜を切開するリスクがある場合などが対象となります。
滲出性中耳炎は痛みがないため、小児では訴えがないのですが、長く放置すると癒着性中耳炎(難聴)や真珠腫性中耳炎(骨の破壊)のリスクがあり注意を要します。

得意とする日帰り手術を支える医療機器

当院は、大学病院同等の手術用機械を用い日帰り手術に対応しております。
院長こだわりの手術環境と道具を設備し、安全な手術環境を整えることで、患者様に安定した治療の提供をしてまいります。

実施できる検査・設備

当院の医療機器については、クリニック紹介に詳細を掲載しています。
是非、お読みください。

医療機器・設備

より有効的で、より身近な手術治療を目指して!

我々は手術治療が患者様により身近で、手術後により早期に社会復帰出来るべきであると考え、局所麻酔下の鼻科手術に辿り着きました。 手術的治療は、お薬を使って効果が不十分である場合、非常に有効な治療法です。
しかし手術を決心するには、ハードルの高い治療法であると言う共通意識が立ちはだかります。それは入院費であったり、休みが取れなかったり、怖かったりと、人それぞれだと思います。
呼吸とは生きるうえで欠かす事の出来ない生命活動です。その上で鼻づまりは多大なストレスをカラダに与えてしまいます。
我々は手術と言う非常に有効な治療法が、患者にとってより身近で、気軽に選択出来るべきであると考えています。
よりカラダに負担が少なく、早期にリカバリーし、早期生活復帰、社会復帰を目指せる手術法を探求してきました。そして局所麻酔下の超短時間手術に辿りつきました。
局所麻酔下手術は、歯科治療と同じスタイルで鼻の中のみを麻酔し手術を行う方法です。手術中、患者様と意思の疎通ができる為、麻酔のコントロールがしやすく、鼻以外の部位の痛みの訴えがあった場合、周囲の構造の損傷を素早く察知し、手術合併症を回避する事が出来ます。

それに対し、全身麻酔は意識が無くなるまで大量の麻酔薬を使用し、自力で呼吸も出来なくなってしまう為、気管にチューブを入れて人工的に呼吸をさせる事により生命維持を行います。
その為、手術以外に麻酔をかけるリスクまで負うことになり、カラダへの負担は増し、適応も限定される事があります。
また鼻の周囲構造の影響を患者様が察知する事も出来ません。

局所麻酔下の短時間手術の導入により、より安全で負担の少ない手術治療が患者様にとって身近になったといえます。

局所麻酔のメリットは大きいですが、局所麻酔下で手術するには短時間で終わらせる必要があり、それを支えるには高い手術スキルが必須になります。
現在、日本では局所麻酔下で当クリニックと同等の内容を行っている施設はほとんどありません。これは当クリニックが手術治療をより身近で、負担の少ない治療法になる事を追い求めるた結果だと思います。
今後もその理想を追い求め、尽力していこうと思っています。
しかし、手術中、過剰な出血や、非常に怖がりで手術に耐えられない場合は、リスクを避ける上で、手術が完遂出来ない可能性もあります。