よくある質問カテゴリー
診療方針・予約について
- 診療方針について
- 当院ではなるべく通院が最小限になるようにしっかり検査をしてなるべく長期処方をこころがけています。花粉症治療は初回は2週間処方ですが、内服が身体にあうようであれば1ヶ月処方しております。
また薬のみの継続処方であれば電話再診で処方箋の発行も可能です。遠方の方には処方箋の郵送も可能です。
鼻の低侵襲の日帰り手術にも力をいれており、内服でも効果のない通年の鼻つまり、くしゃみ、鼻汁、いびき、睡眠時無呼吸の方は是非ご相談ください。 - 診察の予約の仕方は?
- 電話予約、窓口予約、WEB当日予約、日帰り手術希望の方専用WEB予約など様々な予約が可能です。もちろんご予約がなくても受付時間内にクリニック直接来院されましても診察は可能です。
電話予約、窓口予約は以前から承っておりますが、1週間以内の予約枠はほとんど空きがございません。診察当日のネット予約が便利です。スマホから予約し順番を確認できるため自宅で待ち時間を過ごすことができます。先着順ですので診察可能人数が上限になりましたら中止となります。(花粉症など混雑時期はおよそ15分程度で上限となります)
日帰り手術希望の方にはホームページのバナーから2ヶ月先までのWEB予約が可能です。(担当は星長院長、川野副院長となります)
鼻について
- 花粉症の治療は毎年いつから始めたほうがよいのでしょうか?
- 1月末ぐらいより初期療法を始めたほうがより効果的です。
花粉症の初期療法としては、飲み薬や点鼻薬などがあり、早めに始めることによって、花粉症の症状も軽く済むことが多いのです。 - 電子内視鏡での検査は痛みがありますか?
又、検査時間はどのくらいですか? - 当院の電子内視鏡は極細のスコープを使用しておりますので、痛みはほとんどございません。
又、検査時間も通常検査であれば、1分程度のものです。
ご安心下さい。 - 鼻粘膜焼灼術とは何ですか?
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鼻粘膜焼灼は鼻甲介粘膜を高周波電流を用いて焼灼するものです。
鼻の粘膜には、たくさんの凸凹したでっぱりの部分があります。
この凸凹を「鼻甲介」と言います。
鼻甲介はアレルギー物質を感知する場所でもあり、杉花粉やハウスダストなどの原因物質が入ってくるとそれを感知した鼻甲介は膨れ上がり、入り口をふさごうとします。
又、原因物質の進入を防ごうと鼻水が多く出されます。
これがアレルギーによる鼻づまりの原因です。鼻粘膜焼灼により、鼻甲介そのものを縮小させるため、特に鼻づまりには効果があります。
但し、効果の持続には個人差があります。 - くしゃみ・鼻水・鼻づまりについて教えて下さい。
- 一般的には透明でさらっとしたいわゆる「水っぱな」はアレルギー性鼻炎のことが多く、黄色や緑色ににごった鼻汁が出るときは風邪である場合がほとんどです。
アレルギー性鼻炎はある日突然発症することもあり、正式な診断は血液検査で行います。
また、にごった鼻汁が長く続くと、ちくのう症(副鼻腔炎)に移行している可能性があり、なるべく早期の検査と治療が重要です。
また、鼻の中には粘膜のひだ(鼻甲介といいます)が幾つかあり、そのひだとひだの隙間が空気の通り道になります。
鼻づまりとは鼻甲介が腫れあがってしまい空気の通り道が塞がれてしまうために起ります。花粉やホコリによるアレルギー性鼻炎が原因のひとつとなります。
その他にポリープあるいは鼻茸といわれる粘膜の病的なむくみが原因のこともありますが多くはちくのう症(副鼻腔炎)である場合がほとんどです。
アレルギー性鼻炎では内服による治療やレーザー治療を行います。
ポリープの場合、サイズにもよりますが多くは外科的治療が必要となります。 - にごった鼻汁が出て頭が重いのですが・・・
- ちくのう症(副鼻腔炎)の可能性が疑われます。
治療についてはマクロライドという抗生物質を用いるのが主流です。
おおよそ3~4ヶ月間この治療を行っても治らない場合は外科的治療が必要となります。 - よく鼻血がでるので心配です。
- 鼻の入り口から1cmほどの所に「キーセルバッハ」という部位があります。
ほとんどの場合ここから出血します。
鼻炎があり、よく鼻をいじったり、強く鼻をかみすぎて出血することがありますが、傷が深いと、顔を洗ったり、笑っただけでも出血することがあります。 - 子供の鼻つまりといびきについて
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小児の鼻呼吸は精神(情操)、骨格(あごの骨)、運動能力の発育に非常に重要であります。 鼻つまり、いびき、睡眠時無呼吸から開放されることで、夜間の睡眠の質が改善されます。 鼻呼吸ができるようになると、
- 日中の集中力の増加(脳活動の活性化)
- 運動機能の向上
- 身体の発育向上(身長がのびる、姿勢がよくなる)
- 嗅覚の改善
- 精神的安定の向上(いらいらしなくなる)
- 風邪をひきにくくなる
など著しく改善する見込みがありますので、放置せず耳鼻咽喉科での積極的な治療が推奨されます。
当院ではまず内服や点鼻など保存的治療をし、それでも改善のない重症の鼻炎や副鼻腔炎の患者様には低侵襲な日帰り手術を推奨しております。 - 好酸球性副鼻腔炎とは?
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アレルギー性鼻炎、気管支ぜんそく、嗅覚障害、アスピリン喘息と関連が深く慢性副鼻腔炎の中でも、最も難治性に分類される副鼻腔炎です。
特徴は篩骨洞優位に慢性の副鼻腔炎をおこし、鼻腔内にポリープが充満するため、ひどい鼻つまりと、嗅覚の通り道(嗅裂)が閉鎖するため、においがしなくなります。
治療は内視鏡下副鼻腔手術が第一選択となりますが、非常に再発しやくす、術後も定期的な観察が必要です。
術後に風邪をひいたときなど、ポリープ再発時には短期間のステロイド内服をする事で、正常に近い鼻呼吸を維持する事が可能です。
- 後鼻漏と鼻うがいとは
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どろどろした鼻がのどの奥にまわり、咳など不快な症状が慢性的に継続する状態です。 多くは慢性副鼻腔炎に伴う症状ですが、慢性副鼻腔炎がない場合でも、鼻腔粘膜の繊毛運動の低下により、生じる場合があります。 現在でも残念ながら特効薬といえる薬はございませんが、生理食塩水での鼻洗浄は半数以上の方に有効です。 当院では専用の容器に入れて、生食の鼻うがいを処方しており、子供から老人まで推奨しており、後鼻漏や慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎に有効です。
人体の涙と同じ成分ですので、妊娠中や授乳中など、内服できない時期でも安全に使用できます。
鼻洗浄を施行することで、内服薬を最小限にでき、通院回数も減らす事ができます。 - ステロイド点鼻は子供に大丈夫なの?
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ステロイドと聞くと恐ろしいイメージがあります。
現在クリニックで使用されている外用のステロイド点鼻薬は局所で作用し人体にほとんど吸収されない(バイオアベイラビリティの少なく血中濃度のあがらない)ため非常に安全性が高く、小児患者でも安心して使用できます。一方で内服のステロイド薬は長期に使用すると様々な副作用がありますので、長期に漫然と使用する事はおすすめできません。
ステロイドの筋肉注射(ケナコルト注射)は一度の注射で花粉症が1シーズン楽になるといわれ昔は使用されまましたが、副作用が強く現在では推奨されない治療法です。当院でもステロイド注射は施行しておりません。
のどについて
- のどに異物感があり、つかえた感じがします。
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男性でいう「のどぼとけ(喉頭)」付近の異常感を訴えることが多いので喉頭異常感症といいます。ほとんどの場合検査をしても異常が診られません。
比較的女性に多く、肩こりや貧血があるとこの異常感が出るとも言われています。また、最近注目されているのが逆流性食道炎による喉頭異常感です。 これは胃酸が逆流するために食道の入り口を含めた喉頭が炎症を起こす疾患で、胸焼け、声がれ、のどの異常感、咳などの症状が起こります。
このように喉頭異常感といってもさまざまな状態が考えられますが、特に高齢者の方はがんの可能性も疑われるため、早めの受診が大切です。
- 咳が止まらないことがあります。
- せき喘息という疾患をご存じでしょうか?
これは1ヶ月以上持続する慢性の咳(特に夜間に多い)で、もともとはアレルギー素因(アトピー、アレルギー性鼻炎など)を持っている人に発症しやすい病気です。
一般的な風邪薬が効かず、気管支拡張剤、ステロイドといった喘息系の薬が効果的です。
せき喘息の患者様のうち1~2割の方は気管支喘息に移行することがあります。
また、高齢者の方やヘビースモーカーの方は肺がんも疑われるため、CTでの検査をおすすめしています。 - 味がわからなかったり、舌に異常を感じます。
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舌の感覚異常、味覚障害の原因としてまず亜鉛、銅、鉄といった微量元素の欠乏症があげられます。
特に亜鉛は味覚に重要で、偏った食生活(特にインスタント食品や香辛料、スナック菓子の摂り過ぎなど)、薬剤(リウマチ薬、ある種の高血圧薬など)などによって亜鉛欠乏が起ります。また、舌にカンジダというカビが発生してピリピリとした異常が起こることがあります。
このカビは口腔内が不潔だったり、入れ歯の方、ヘビースモーカー、糖尿病の方などに多く見られます。
血液検査、舌のばい菌の検査にて、それぞれ微量元素欠乏症やカンジダの有無がわかりますので、ご心配な方は一度当院にご相談下さい。 - 声がかれるのですが・・・
- 一般的には風邪に伴って声帯が炎症をおこす声帯炎が原因としてあげられます。
しかし風邪でもないのに声がれが長く続くときは声帯ポリープや喉頭がんが疑われることもあります。
声帯ポリープは歌手、政治家、学校の先生などといった普段よく声を使う方に見られます。 喉頭がんについてはヘビースモーカーの男性に多い傾向があります。
声帯炎、ポリープ、喉頭がんはいずれも内視鏡検査ですぐに診断できます。
当院の内視鏡検査は胃や大腸の内視鏡検査と違い、前処置もなくすぐに行えます。
また、検査中は患者様に直接画像を見ていただきながら行うことが可能です。 - 扁桃腺に白いものがついて臭います。
- 扁桃腺の表面には月のクレーターのようなでこぼこしたへこみ(扁桃腺窩といいます)があります。
ここに細菌が感染したり、食物かすが溜まると発生する白っぽい物質を膿栓(のうせん)といいます。
特に重大な問題を起こすものではありませんが、口臭や違和感の原因になります。 - いびきがひどく寝ている時に呼吸が止まることがあります。
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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性が疑われます。
いびきは主に口蓋垂とその周囲の粘膜が不規則に振動するために起ります。
もともと鼻の通りが悪い方が多く、さらに口蓋垂が長かったり、その周囲の粘膜が腫れぼったい方、扁桃腺が大きめの方、肥満気味の方は特にいびきをかきやすいようです。
睡眠時無呼吸症候群は睡眠時に呼吸と無呼吸を断続的に繰り返す現象で、いびき、睡眠障害、昼間の眠気などを引き起こします。目安として1回10秒の呼吸停止が1時間に10回以上ある場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。 呼吸が止まりながら寝ているということは低酸素状態になっているということで、心臓や肺に負担が掛り、重篤な事態を招くこともあるので早期の診断がかかせません。
耳について
- 耳が聴こえ難い。
- 原因については実に様々で、耳垢つまりのような単純なものから、滲出性中耳炎という痛くない中耳炎や聴力が急激に悪くなる突発性難聴などがあります。br
一般的に中耳炎は子供の病気ですが、大人の中耳炎の場合、上咽頭という鼻の奥に腫瘍ができていることがあり注意が必要です。
また、突発性難聴は症状が出てから可能な限り早期治療が重要です。
いずれにしても耳が詰まった感じ、聴こえ難いといった症状がある場合当院までご相談下さい。 - 耳鳴りがします。
- まず耳鳴りは難聴を伴う耳鳴りと、伴わない耳鳴りに分けられます。
大部分の耳鳴りは、本人が感じている耳鳴りの大きさとはまったく関係なく、聴力自体はほとんど正常です。
一方難聴を伴う耳鳴は突発性難聴であったり、蝸牛型メニエールというめまいのないメニエール病のことがあり、症状が出現してからは早急な治療が必要となります。 - 中耳炎が治り難いのですが・・・
- 代表的な中耳炎として急性中耳炎と滲出性中耳炎があります。
どちらも鼻と耳をつないでいる管(耳管)が関係しています。
急性中耳炎は風邪に合併することが多く、鼻やのどに感染した細菌が耳管を経由して耳の奥に入り込んで化膿する疾患です。
激しい痛みを伴い高熱が出ることもあります。
滲出性中耳炎は慢性の鼻炎やアレルギー性鼻炎に合併することが多く、慢性的に続く鼻汁や鼻づまりのために、本来耳管を通して行われているはずの耳の中の換気が悪くなり、水のような浸出液がたまる疾患です。
急性中耳炎・滲出性中耳炎ともに基本的には子供に多い病気ですが、大人の方でこれらの中耳炎を繰り返す場合、鼻の奥に腫瘍ができていることもあり、きちんとした検査が必要です。 - 耳管機能不全とは
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鼻と中耳をつなぐトンネルの機能不全のことです。
例えば、飛行機や高速エレベーターなどで耳が膜のはった感じが生じてもつばを飲むと治るのは正常ですが、治らない状態が継続する状態です。
耳管機能不全があると、自分の声が耳の中で響く感じがあります。妊娠やダイエットなど急激な体重の変動やアレルギー性鼻炎の鼻つまりが原因となりやすいです。
耳鼻咽喉科では鼻から空気を通気する処置が一般的です。
当院では通院が最小限になるように、漢方薬の治療などをすすめています。 - 抗生剤の適切な使用とは??
- 現在では抗生剤治療が発達し、以前の様な中耳炎から急性乳様突起炎、肺炎や細菌性髄膜炎など重篤な感染症は少なくなりました。
一方で医療機関での抗生剤の乱用により、細菌が強くなり、抗生剤の効かない薬剤耐性菌が問題となっております。
当院では対策として細菌培養検査を積極的に施行し、必要最小限の抗生剤使用を使用するように努力しております。 - 鼓膜チューブ留置術とは何?
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鼓膜の奥に滲出液のたまる滲出性中耳炎は小児の伝音難聴の最も多い原因です。
幼少期の子供は自分で聞こえないと訴えないため、周りの大人が気づいてあげないと放置され、言葉の発育が遅れたり、落ち着きがないないなど精神発育遅延の原因になります。
耳鼻科では数秒で終わる簡単な検査ですぐに診断はつきますが、難治性で治療期間が長期にかかる疾患です。
放置すると癒着性中耳炎や将来的に真珠腫性中耳炎に以降することがあり注意を要します。
当院では鼻治療など保存的治療を3ヶ月継続しても改善しない場合は鼓膜チューブ留置術を施行しております。
まずは2−3ヶ月で自然に脱落する短期型チューブを留置します。
チューブ施行すると速やかに聴力は改善し、通院も2週に1度程度でかまいません。
日常生活は普段どうりできますが、プールなど入るときに耳栓の使用が必要です。
短期チューブを施行するも改善しない難治性の滲出性中耳炎に対しては長期チューブ(1年留置)を施行することがありますが、長期チューブの場合鼓膜に穿孔が残ってしまうリスクがございます。当院では小児専用の抑制帯を用いる事で、非常に細かい小児の耳の手術を局所麻酔で安全に施行できます。
対象は0歳から顕微鏡手術にて施行する事ができます。手術前に麻酔に30分程度で、手術は10分程度で痛みはほとんどありません。
- 漢方治療とは?
- 耳鳴り、耳管開放症、起立性低血圧、くらくらしためまい、咽喉等異常感症、後鼻漏、慢性的な鼻の奥のひりひりした感じ(上咽頭炎)
現在でも西洋医学の薬の効果のすくない上記の疾患に対して、当院では漢方治療も積極的にしております。疾患によっては驚くほど改善する可能性がございます。
漢方治療の希望がある方は医師まで希望をお伝えください。
めまいについて
- めまいについて教えて下さい。
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めまいといっても視界が回る、ふらふらする、立ちくらみ、乗り物酔いなど様々種類があります。
めまいの原因は多岐にわたりますが、大きく分けると耳からくるめまいと脳からくるめまいに分けられます。
ごくごく簡単に言えば、耳からくるめまいは視界がぐるぐると回る回転性で、聞こえの症状(難聴・耳鳴・耳の詰まった感じ等)を伴うことが多いようです。一方、脳からくるめまいはふわふわする様な感覚や、血の気が引くような感じが多く、手足のしびれや目がチカチカするといった症状を伴うことがあります。 最近の食生活の欧米化、高血圧や脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、痛風といった生活習慣病の増加に伴い、脳の血流が悪くなるために起るめまいが増えています。 ちょっとしためまい、ふらつきが実は脳卒中の前兆である場合もあるので、お心当りのある方は早期の検査をお勧め致します。
- メニエール病とは何ですか?
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メニエール病とは突然の発作と激しく回転するようなめまいに襲われ、同時に耳鳴り、難聴、嘔吐、吐き気、などの発作が数分から数時間起きる病気です。
発生については人それぞれですが、1ヶ月に何度も起こる人もいれば、年に数回の人もいます。
難病指定でもあるメニエール病の原因については、現在明確な理由が解明されていませんが、耳の中の内耳という部分に内リンパ液が増え、水ぶくれのようになっている状態で起こる病気(内リンパ水腫)であるというのが一般的に判ってきています。内リンパ水腫が内耳を圧迫することで平衡感覚をつかさどる内耳の機能に障害をきたします。
現状では、過度のストレスや睡眠不足によって内リンパ水腫が起こりやすいなど、ストレスと内リンパ水腫との何らかの関係があるように考えられています。
また、内リンパ水腫が大きく膨れ上がり、内リンパの膜が破れ、内リンパと外リンパが交じり合うと、激しいめまいが起ることがわかっています。
小児耳鼻咽喉科について
- 耳掃除ができない
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保険診療で耳掃除できます。乳幼児の耳掃除はじっとしていることがむずかしく鼓膜に耳あかを押し込んでしまう事も多く、自宅での掃除は難しいため自宅ではせず、2−3ヶ月に一度耳鼻咽喉科で掃除することが推奨されます。
- いつも口を開いているけれど大丈夫?夜のいびきもすごいです。
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子供の口呼吸はアデノイド肥大、アレルギー性鼻炎(花粉症)副鼻腔炎(ちくのう)などが疑われます。睡眠時無呼吸症や長期間口呼吸を放置すると下顎の骨発育不全の原因にもなりますので耳鼻科で相談ください。
- 日常的に鼻すすりをしている
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鼻すすりはよくありません、何故なら鼻すすりにより中耳が陰圧になり、滲出性中耳炎をおこしたり、滲出性中耳炎を放置すると将来的に伝音難聴や真珠腫性中耳炎をおこすリスクがあります、耳鼻咽喉科では鼻治療をして2−3ヶ月保存的治療をしますが、滲出性中耳炎が改善しない場合は鼓膜チューブ留置術が推奨されます。当院では鼓膜チューブは局所麻酔し、顕微鏡下手術で10分程度で留置できます。伝音難聴はチューブ留置した直後から改善します。
局所麻酔のためその日に帰宅できます。短期鼓膜チューブは2−3ヶ月で抜去します。 - 呼びかけても振り向かない、テレビの音が大きい、話し声が大きい、言葉がおそい
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滲出性中耳炎を疑います、子供はきこえない状態で慣れてしまうため、自分から聞こえないと訴えがありません。
急性中耳炎の場合は耳が痛い、夜間に泣く、発熱などの症状がありますが、中耳炎の中で浸出液がたまる中耳炎は痛みがなく聞こえない症状のみのため上記の聞こえにくいサインがあるときは耳鼻科で相談ください。10秒程度の簡単な検査(鼓膜の可動性の検査)ですぐに診断できます。
特に2−3歳の言葉の発育に聴力は重要な役割がありますので、ご相談ください。 - 風邪をひいたけれど抗生剤は飲んだ方がいいでしょうか
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抗生剤はドロドロした黄色い鼻や細菌性の風邪や急性中耳炎には有効ですが、長期の内服や頻回の投与は耐性菌のリスクがありよくありません。
風邪の原因となっている、鼻汁から細菌培養検査をして細菌を突き止めてから、最適の抗生剤を最小限服用することが推奨されます。
当院では初回は強い抗生剤は使用せず、培養結果をみて抗生剤を選択しております。(ただし発熱をともなう急性中耳炎は初回から中耳炎によく効く抗生剤を選択しています) - アレルギーと風邪の違いは?
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アレルギー性鼻炎は一般的に水の様なさらさらした鼻水やくしゃみがでてきます。風邪の場合は黄色や粘度の高いどろどろした鼻水が止まらなくなります。風邪を放置すると副鼻腔炎となり、1ヶ月以上ドロドロした鼻が止まらなくなり、のどにまわってくるため咳も止まらなくなる症状があります。
コロナウィルス対策について
- 病院に行きたいけれどコロナウィルスなど風邪をもらいそうで怖い
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当院では問診の時点で発熱の患者様と一般と患者様との導線を分けておりますのでご安心ください。発熱の患者様は院外でお待ちいただき、最優先に医師が往診しております。その他院内感染対策として3密を避けるため、院内の椅子を減らし、混雑時は外出のご協力お願いいたします。
病状が安定しており薬のみ希望の方には電話再診し、処方箋の郵送することも可能です。
いびきと睡眠時無呼吸症について
- いびきは何故おきるの
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現代人は顎の幅が小さく、その割に舌が大きいためいびきをかきやすい傾向があります。太っていなくても顎が小さい方はいびきをかきやすいです。
その他扁桃肥大、口蓋垂の過長、鼻つまりなどいびきのリスクとなります。
当院ではファイバー検査をして鼻腔から上咽頭、中咽頭、下咽頭をチェックしせまい場所を診断しています。いびきがさらに重症であり睡眠時無呼吸症(SAS)の疑いのある患者様には自宅で無呼吸を検査する機械をかしだしております。
治療の基本は鼻つまりの治療と標準体重までの適正なダイエットとなります。
当院では鼻の低侵襲な日帰り手術は可能ですが、咽頭のレーザー治療はしておりません。 - 睡眠時無呼吸症候群とは
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睡眠時に舌根が咽頭後壁に落ち込んだときに、上気道が閉塞することで、無呼吸をおこします。肥満の傾向の方に比較的多いです。
夜間中途覚醒、起床時の頭痛、日中の眠気だるさなど様々な症状がでてきますが、放置すると不整脈、脳血管障害のリスクがあり大変危険です。
熟睡すると窒息してしまうためnonREM睡眠が短くなる傾向があります。
ずっと夢をみているような浅い睡眠のため疲れがとれにくくなります。
簡易無呼吸検査で重症と判定された場合はCPAPという機械を貸し出します(保険診療)
インフルエンザについて
- インフルエンザワクチンについて。
- インフルエンザワクチンをきちんと接種したのにインフルエンザにかかってしまう人は少なくありません。
文献報告によるとインフルエンザワクチンの有効率は60~30%といわれています。これは逆にいえばワクチンを接種していても40~70%の人はインフルエンザにかかってしまうということになります。
ただし、ワクチンをうっているとインフルエンザになっても高熱が抑えられたり、脳炎や肺炎の合併症が起り難いと言われています。
また、罹患した後のインフルエンザ治療薬については副作用が報告されており、そういった意味でも罹患する前にワクチンを接種する必要性は十分にあります。 - ワクチンの有効期限について教えて下さい。
- ワクチンは接種後2週間目頃より効果があり、その効果は3~6ヶ月後まで続くとされています。
日本のインフルエンザ流行期は12月から3月ですので、10~11月に接種することが最も効果を期待できると思われます。
また、基本的に大人の方はワクチン接種は1回ですが、インフルエンザの流行期に追加の接種をすることでさらに免疫力を高めて、より高い予防効果を期待できるという報告もあります - 妊娠中・授乳中の場合の接種について教えて下さい。
- インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、胎児への影響はありません。
妊婦の場合、インフルエンザに罹患した際に合併症をきたしやすいといわれています。
そのため、自然流産を起こしやすい妊娠初期は避けて、妊娠12週以降の接種が勧められます。
授乳中の方への接種ですが、インフルエンザワクチンの成分が母乳に移行する量は極めて微量で、乳児への影響はほとんどないと考えられます。
ご両親自身がインフルエンザを予防することで乳児への感染を防ぐという意味で、ご両親へのワクチン接種については推奨されます。 - インフルエンザウイルスとは何ですか?
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インフルエンザウイルスは低温と乾燥を好むため、毎年冬になると猛威をふるいます。特に子供や老人では重症化して生命をおびやかすこともあり、早期の診断と治療が重要です。
一般的には急な高熱で発症しますが、最近では37度台でも調べるとインフルエンザのことがあり、冬場の発熱は要注意といえます。現在では10~15分でわかる迅速検査キットがあり、A型、B型の判定も可能です。最も多く使われてきた治療薬にタミフルがありますが、10代の患者様での異常行動が報告され、最近ではリレンザという吸入タイプのお薬もよく用いられています。 しかし、リレンザもまったく安全というわけではなく、患者様の年齢、体力を考慮して治療法が選択されます。 解熱剤を使用しなくても自然に熱が下がり、そこから2日間たてば他人への感染の心配はなくなり、学校や幼稚園、保育園への登校・登園も許可されます。 但し、熱が下がってもインフルエンザの影響で鼻や咳がしばらく続くことがあります。
支払いについて
- クレジットカードは
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現在は現金とPAYPAY、クレジットカード(VISA、Masterのみ)利用可能です。
- 全て保険診療でしょうか
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ほぼすべて保険診療です、例外として、インフルエンザ予防接種、コロナウィルス抗原検査(手術前検査)、保険会社の診断書は自費となります。
その他の質問について
- 駐車場はありますか
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クリニックモールに無料駐車場16台、クリニック斜め向かいに提携駐車場に18台あります。(提携駐車場はクリニックから1時間分のコインをお渡ししています、1時間を超えた場合はクリニックモール1階の薬局でも追加コインの発行もあります。)
- 予約の仕方は
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電話予約、窓口予約は以前から承っておりますが、1週間以内の予約枠はほとんど空きがございません。診察当日のネット予約が便利です。スマホから予約し順番を確認できるため自宅で待ち時間を過ごすことができます。先着順ですので診察可能人数が上限になりましたら中止となります。
日帰り手術希望の方にはホームページのバナーから2ヶ月先までのWEB予約が可能です。手術希望の方は星長院長の診察が必要となります。 - 大人の待合室とは
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耳鼻咽喉科は老若男女様々な患者様がこられます、難聴や耳鳴りの高齢者は内耳が過敏のため、子供の泣く声などが不快に感じることもあると思います。
当院では子供用のキッズスペース、通常の待合室以外に、大人専用のゆったりとした静かな待合室や補聴器相談室を用意しております。