小児耳鼻咽喉科

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当院の日帰り手術は小学校高学年から対応!

当院では鼻の症状を中心に診療していますが、鼻は、耳・咽喉(のど)とも深い関係がありますので、耳・咽喉の症状であっても、鼻に原因があることがあります。また、すべての患者様に「鼻詰まり」のない生活を実感していただいきたいです。
鼻呼吸ができることで睡眠の質が格段に上がり、2次的に起床時の頭痛、日中の眠気やだるさが改善されたことで集中力が高まったという患者様もおられます。
たかが、「鼻詰まり」と放置されずに診療にいらしてください。

また、当院では、お子様用の待合室のご用意がございます。
保護者の皆様が、気兼ねなく診療にいらしていただけるようご準備させていただいております。

よくある質問:小児耳鼻咽喉科について

小児の鼻呼吸は精神(情操)、骨格(あごの骨)、運動能力の発育に非常に重要であります。
鼻つまり、いびき、睡眠時無呼吸から開放されることで、夜間の睡眠の質が改善されます。鼻呼吸ができるようになると、以下が

  • 日中の集中力の増加(脳活動の活性化)
  • 運動機能の向上
  • 身体の発育向上(身長がのびる、姿勢がよくなる)
  • 嗅覚の改善
  • 精神的安定の向上(いらいらしなくなる)
  • 風邪をひきにくくなる など

著しく改善する見込みがありますので、放置せず耳鼻咽喉科での積極的な治療が推奨されます。
当院ではまず内服や点鼻など保存的治療をし、それでも改善のない重症の鼻炎や副鼻腔炎の患者様には低侵襲な日帰り手術を推奨しております。

ステロイドと聞くと恐ろしいイメージがあります。
現在クリニックで使用されている外用のステロイド点鼻薬は局所で作用し人体にほとんど吸収されない(バイオアベイラビリティの少なく血中濃度のあがらない)ため非常に安全性が高く、小児患者でも安心して使用できます。

一方で内服のステロイド薬は長期に使用すると様々な副作用がありますので、長期に漫然と使用する事はおすすめできません。
ステロイドの筋肉注射(ケナコルト注射)は一度の注射で花粉症が1シーズン楽になるといわれ昔は使用されまましたが、副作用が強く現在では推奨されない治療法です。当院でもステロイド注射は施行しておりません。

保険診療で耳掃除できます。
乳幼児の耳掃除はじっとしていることがむずかしく鼓膜に耳あかを押し込んでしまう事も多く、自宅での掃除は難しいため自宅ではせず、2−3ヶ月に一度耳鼻咽喉科で掃除することが推奨されます。

子供の口呼吸はアデノイド肥大、アレルギー性鼻炎(花粉症)副鼻腔炎(ちくのう)などが疑われます。
睡眠時無呼吸症や長期間口呼吸を放置すると下顎の骨発育不全の原因にもなりますので耳鼻科で相談ください。

鼻すすりはよくありません。何故なら鼻すすりにより中耳が陰圧になり、滲出性中耳炎をおこしたり、滲出性中耳炎を放置すると将来的に伝音難聴や真珠腫性中耳炎をおこすリスクがあります。
耳鼻咽喉科では鼻治療をして2−3ヶ月保存的治療をしますが、滲出性中耳炎が改善しない場合は鼓膜チューブ留置術が推奨されます。
当院では鼓膜チューブは局所麻酔し、顕微鏡下手術で10分程度で留置できます。伝音難聴はチューブ留置した直後から改善します。
局所麻酔のためその日に帰宅できます。短期鼓膜チューブは2−3ヶ月で抜去します。

滲出性中耳炎を疑います、子供はきこえない状態で慣れてしまうため、自分から聞こえないと訴えがありません。
急性中耳炎の場合は耳が痛い、夜間に泣く、発熱などの症状がありますが、中耳炎の中で浸出液がたまる中耳炎は痛みがなく聞こえない症状のみのため上記の聞こえにくいサインがあるときは耳鼻科で相談ください。10秒程度の簡単な検査(鼓膜の可動性の検査)ですぐに診断できます。
特に2~3歳の言葉の発育に聴力は重要な役割がありますので、ご相談ください。

抗生剤はドロドロした黄色い鼻や細菌性の風邪や急性中耳炎には有効ですが、長期の内服や頻回の投与は耐性菌のリスクがありよくありません。
風邪の原因となっている、鼻汁から細菌培養検査をして細菌を突き止めてから、最適の抗生剤を最小限服用することが推奨されます。
当院では初回は強い抗生剤は使用せず、培養結果をみて抗生剤を選択しております。(ただし発熱をともなう急性中耳炎は初回から中耳炎によく効く抗生剤を選択しています)

アレルギー性鼻炎は一般的に水の様なさらさらした鼻水やくしゃみがでてきます。
風邪の場合は黄色や粘度の高いどろどろした鼻水が止まらなくなります。
風邪を放置すると副鼻腔炎となり、1ヶ月以上ドロドロした鼻が止まらなくなり、のどにまわってくるため咳も止まらなくなる症状があります。