当院の日帰り手術症例

当院の日帰り手術症例

患者様が「やって良かった!」と思っていただける治療を目指します!

当院では、鼻の診療一筋20年以上の実績をもつ院長がこだわりの医療機器を用い、鼻の日帰り手術に対応しております。

当院の日帰り手術は小学校高学年お子様から80歳までのご高齢の方にも対応可能です。
患者様の根本の原因を様々な角度から探り、患者様のお鼻の機能が正常な状態を維持できるようにする事が日帰り手術の目的です。

当院の願いは、「すべての患者様に鼻詰まりのない生活を実感していただいきたい!」という想いで診療にあたっています。

手術症例について

以下の日帰り手術症例をご案内しております。

下鼻甲介手術

下鼻甲介は鼻炎があると肥厚してきます。
手術で縮小しても再度腫れてきてしまうため、一昔前は下鼻甲介の骨と粘膜ごと切断する手術が主流でしたが、手術後に萎縮性鼻炎(エンプティーノーズ)となり鼻の機能が落ちてしまう為現在では推奨されません。

当院のオペの特徴として下鼻甲介を縮小させてから下鼻甲介の骨は温存し外側にシフトさせる事で肥厚が再発しても鼻呼吸出来る様にしています。

理想的な手術は解剖を変えることなく、鼻の加温、加湿の機能を残したまま鼻腔通気度を確保する事、鼻汁を減らす事です。以上の点から非破壊的な心掛けております。

重症の鼻炎の方は後鼻神経切断術を併用すると、くしゃみ、鼻汁も減らす事ができ肥厚の再発の予防にもなります。

鼻中隔弯曲矯正術

片側の鼻から軟骨の両側の粘膜を剥がして曲がっている軟骨をピンポイントで除去してくる手術です。
例えるとサンドイッチのパン(粘膜)を剥がして間の具材(軟骨)を取り除いてパン(粘膜)を貼り合わせるイメージです。
現在ではフルハイビジョン内視鏡を用いて全て鼻の入り口から短時間手術が可能となりました。

内視鏡下副鼻腔手術

局所麻酔下内視鏡下副鼻腔手術

局所麻酔下内視鏡下汎副鼻腔手術1

局所麻酔下内視鏡下汎副鼻腔手術2

副鼻腔炎の手術は以前は歯肉を切開し顔面の皮膚をめくってアプローチしていたので非常に痛い手術でした。
現在では全ての副鼻腔の操作は鼻の入口から内視鏡を入れて手術できますので身体への侵襲は非常に少なくなりました。
当院では解剖を壊す様な手術ではなく、狭い部位の排泄路をピンポイントで広げてくるのが安全な手術と考えてます。
副鼻腔をペットボトルに例えるとペットボトルのキャップを外して膿を抜けやすく様なイメージです。

当院では局所麻酔下にフルハイビジョン内視鏡、内視鏡洗浄装置とIPCマイクロデブリッダーを用いて痛みや出血の少ない超短時間手術が可能です。

また創部に手術後の出血の予防の為ガーゼを入れますが、癒着の少ないゼリー状の止血材を使用していますのでガーゼ抜去も以前ほどの痛みはなくなりました。

後鼻神経切断術

当院が特に得意としている日帰り手術の1つです。
後鼻神経切断術とは蝶口蓋動脈に巻きついている神経のため動脈を温存して神経のみ選択的に切断するのは耳鼻咽喉科の中でも非常に難しい手術に分類されます。

内視鏡先端を生理食塩水で洗い流しながら電気メスで切断していくのですが洗浄装置を使わないと切断部位が焦げて炭化してしまい動脈の同定と温存ができなくなります。 生理食塩水の洗浄が多すぎると局所麻酔下では咽頭に大量に流れ込みむせてしまい手術続行が不可となります。
以上の事から局所麻酔下に手術する事は非常に難易度が高く局所麻酔下に選択的神経切断術が出来るのは全国的にも数カ所のみです。

神経の切断ですが末梢の副交感神経のブロックの為、後遺症や副作用ありません。

手術後の出血のリスクは鼻の手術の中では最も高いので手術後1ヶ月間は運動や旅行などは避けていただき安静が必要になります。