1.こんなことはありませんか?
- 鼻炎薬を飲み続けていますが、だんだん効かなくなってきた
- 片方の鼻はいつもつまっている、両方ともつまることもよくある
- くしゃみ身水などの症状が一度ではじめると止まらない
- 副鼻腔炎と言われて薬を飲んで一時的には良くるが、またすぐくりかえす
- 市販の点鼻薬しか効かないが、だんだん効かなくなってきた
2.なぜこの様な事が起きるか?
- 鼻炎を繰り返すことにより、元に戻らない粘膜の腫れが出来てしまっている(肥厚性鼻炎)
- 鼻の左右を分ける真ん中の骨が曲がっている(鼻中隔弯曲症)
- アレルギー等の体質により鼻の粘膜に入る神経が過敏反応を起こしている(アレルギー性鼻炎等)
- 副鼻腔という鼻の周りにある空洞で炎症を繰り返しポリープ
(炎症で元に戻らなくなった粘膜の腫れ)が出来て空洞の入り口を塞いでしまった
3.上記の様な理由で薬が効かない場合には手術加療が有効です。
外来では患者様と正常の画像を見比べてわかりやすく説明させていただきます。
- 下鼻甲介手術(鼻の中の腫れた粘膜を焼いて小さくし鼻の通り道を広げます。所要時間10分)
- 鼻中隔弯曲矯正術(真ん中の曲がった軟骨を取り除き、真っ直ぐにします。所要時間15分)
- 後鼻神経切断術(鼻の過剰反応を起こしている神経を切る事により正常に近づけます。所要時間片側20分)
- 内視鏡下副鼻腔手術(ポリープを切除し副鼻腔の病変を取り除きます。所要時間片方20~40分)
費用が心配な方へ
全て保険適応の手術になります。
保険書を持っている全ての患者様には限度額申請(高額療養費)という制度があり1ヶ月に払う医療費用の上限が決まっています。
例)年収770万以下であれば根本的な鼻閉の手術をした場合でも、3割負担でおおよそ25万円となりますが、実質自己負担は約5~8万円になります。
また年間の医療費の総額が10万円を超える場合は医療費控除の対象となりますので各医療機関、クリニックからの領収書は必ず保管してください。
(会社員の方も医療費控除の申請には確定申告が必要となります。)
4.当クリニックの手術
- 当クリニックの手術対象年齢は10歳からで局所麻酔で行います。痛みはほとんどありません。
- 局所麻酔下で手術を行うことにより、薬剤による身体負担を最小限にし、入院不要で1人で帰宅可能な日帰り手術が実現しました。
- 全ての手術を鼻の入り口から内視鏡下で行うことにより、手術のダメージ、手術時間を最小限に抑えることで早期社会復帰が可能になりました。
- 手術中、ナビゲーションシステムという手術操作している部位をCT画像上に表示出来る機器を導入する事により、手術の合併症リスクを最小限にしました。