アレルギー性鼻炎にもっとも効果の高い手術は? 

従来の下鼻甲介を縮小する手術は手術をしてもアレルギー体質が変わらないため、必ず鼻つまりが再発することが問題でした。

花粉症などでレーザー手術をしたけれどすぐに効果がなくなるのはこのためです。

特に通年のアレルギー性鼻炎の方にはレーザー手術ですと焼け石に水であり手術をしたけれど全く効果が感じられない事が多いです。

通年性の重度のアレルギー性鼻炎の方には後鼻神経切断術が非常に有効です。この手術はアレルギーの伝達を担っている副交感神経の末梢枝を鼻の中から切断する事でくしゃみ、鼻水、鼻つまりの諸症状を半減できます。神経といっても嗅覚の神経や知覚の神経とは全く離れた場所のため手術による副作用や後遺症はございません。

蝶口蓋動脈に巻きついている神経の為、

唯一の副作用は手術後の鼻出血のリスクが1ヶ月の間、鼻の手術の中ではもっとも高いです。そのため手術後1ヶ月間は運動、旅行、出張、サウナ、スポーツジムは禁止となります。

当院では手術後の出血リスクを軽減するために、蝶口蓋動脈を温存し後鼻神経のみを選択的に切断しております。

動脈の温存できる可能性は95から99%です

従来は動脈の温存は不可能と考えられていましたが内視鏡下の水中手術により可能となりました。

この手術は非常に難易度が高く全国的にも局所麻酔下に、動脈を完全に温存した後鼻神経切断術ができる施設はほとんどありません。

当院の星長院長と川野副院長はこの手術を専門としております。