鼻の周囲には副鼻腔という空洞が存在します。通常は空気が入っている状態ですが、細菌などの感染が長期に副鼻腔に存在すると慢性副鼻腔炎という状態となります。

副鼻腔炎を繰り返すと副鼻腔から病的な粘膜肥厚がおこり、高度の鼻つまりや嗅覚障害をおこします。

つまりは耳鼻咽喉科で鼻のポリープが確認された患者様は以前から副鼻腔炎を繰り返していますという履歴が解ります。

鼻のポリープが生じた場合には内服薬などの保存的治療はあまり効果がありません。

ポリープだけを取り除く手術方法もありますが、ポリープの根っこを掃除しないと必ず再発します。これは例えると草木の葉っぱのみを摘んでいるようなその場しのぎの手術であり、おすすめは出来ません。

完治を目指すには鼻の中から内視鏡を入れて副鼻腔の内部（ポリープの根元）まで掃除をする事が推奨されます。

重症の副鼻腔炎でも当院では片側30分程度の日帰り手術で完治する事が可能です。